「Goで学ぶAWS Lambda」から学んだこと。
今回は技術同人誌を読みましたが、後に正式出版されたみたいです。
概要
目的
Golang × SAM での開発の勘所を掴む
要約
以下の 3 つのプロジェクトを通じて Golang × SAM における開発方法やパターンを紹介する。
- S3 の Put イベントをトリガーとした単一 Lambda の構築
- SNS と SQS によるファンアウトパターンの構築
- API Gateway と DynamoDB を使った URL 短縮 API の構築
感想
さすがメルペイの現役エンジニアということもあり、内容はかなり実践的だったように感じた。
プロジェクトを 3 つ実際に開発してみるという構成がよかった。それぞれ写経することで反復練習になり、SAM や Lambda に慣れ親しめた。また、環境構築もかなり実践的だった。anyenv や saw、direnv などは知らなかったので今後も活用したい。
次のアクション
Golang × SAM × Cognito で構成する認証有りのプライベートな API を作る。以下の文献がよさそう。
「サーバーレスでめざせ!インフラ管理ゼロなシステム」から学んだこと。
概要
- 著作: 「サーバーレスでめざせ!インフラ管理ゼロなシステム」 in ソフトウェアデザイン 2019年12月号
- 著者: 吉田真吾・新井成一・岩田智哉・丹羽一智・塚田朗弘
- 著者経歴:
- 吉田真吾:株式会社サイダス CTO / 株式会社セクションナイン CEO
- 新井成一:クラスメソッド株式会社
- 岩田智哉:クラスメソッド株式会社
- 丹羽一智:Game Server Services 株式会社 CEO
- 塚田朗弘:アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
目的
サーバーレスのトレンドを知る
要約
サーバーレスは Cloud2.0 という新たな開発手法の中核をなす考え方。システム全体をフルマネージドサービスで構築すればインフラ管理を極力少なくでき、アプリケーションの開発に集中できる。そのためには、各フルマネージドサービスを適切に理解したイベントドリブンな設計やどのフルマネージドサービスで障害が発生したかをすぐに判断できる監視とその可視化の設計が求められる。サーバーレスはいまや限定的なシチュエーションではなく、あらゆるユースケースで有効な選択肢になっている。
感想
月刊誌の 1 特集とは思えないくらい濃厚な内容だった。サーバーレスが活用されている背景やなぜサーバーレスにした方がよいのかを理解できた。例として紹介されていたのは AWS が中心ではあったが、SAM や Amplify を実際に手を動かしながら学ぶことができた。ハンズオン形式の学習でよくあるのは、Web コンソールからぽちぽち作成して終わりのパターンであるが、CI/CD やチーム開発での運用など、業務で実際に活用できるレベルまで解説されており勉強になった。
サーバーレスの波にしっかりと乗っていきたいと思えた特集だった。一方、各クラウドベンダーがこれだけサーバーレスを激推ししているのは、推測でしかないが、マネージドな分儲かるからなのかなと。もちろんサーバーレスにすることで受けられる恩恵はその分あり、それは要約でも記した通り。転職後、サーバーレスに関わって半年になるが、学習コストは決して低いとはいえないと感じている。各クラウドサービスを適切に理解しなければいけない分大変ではあるし、各フルマネージドサービスの制限に悩まされることもある。ただ、一度そのスキル(この特集では Cloud2.0 脳と呼ばれていた)を身に付けてしまえば、爆速でアプリを開発できるのは間違いないと思う。今後も適切に情報をキャチアップしてサーバーレスの恩恵が完全に教授できるようにスキルを磨いていきたい。
次のアクション
サーバーレスのサービスを個人で構築・運用してみる。以下の文献などがよさそう。
「Elasticsearch実践ガイド」から学んだこと。
概要
- 著作: 「Elasticsearch 実践ガイド」
- 著者: 惣道 哲也
- 著者経歴:1998 年に日本ヒューレット・パッカード株式会社に入社。半導体テスタのソフトウェア開発を担当し、その後、主に通信・金融系システムのインフラ構築・アプリケーション開発・プロジェクトマネージャに従事。2012 年より主にオープンソースソリューションの提案・設計・導入・技術コンサルティングを行う組織にて、Hadoop、クラウド、コンテナ/DevOps、Deep Learning 分野におけるテクニカルアーキテクトとして活動している。また、社内では全社横断的な技術コミュニティの日本担当リーダとして技術啓蒙を行うかたわら、社外でも数々のイベント・セミナーや技術コミュニティで登壇している。
目的
Elasticsearch のセマンティックを理解する
要約
Elasticsearch は索引検索型の全文検索を行うソフトウェア。検索性能や可用性が高い。また、REST API でリソースの操作が行える柔軟性の高さも兼ね備える。さらに、Elastic Stack と連携することでログ収集や可視化などができる。
感想
全文検索を単語を初めて知ったが非常に興味深かった。膨大なデータから特定のデータを瞬時に見つけなければいけないので、難しそうな仕組みなのかなという勝手な印象があったが、意外とシンプルなシステム構成だということがわかった。Elasticsearch の直感的な インターフェースはとても使いやすい。Elasticsearch に入門できるよい書籍だった。さらに手を動かして実践的なノウハウ身に付けていきたい。
次のアクション
実際に手を動かす。以下の文献などがよさそう。