はじめてのSSH用ユーザー追加
はじめに
SSH用のLinuxユーザの作成の作業依頼を初めて担当することになったため、その作業内容と目的についてまとめます。Linuxユーザの作成は定期的かつ頻繁に発生する作業であるためしっかりと理解しておく必要があります。
Linuxのユーザ作成
なにをするのか
なぜするのか
- 例えば、新入社員のためのユーザ作成や新しく加わるデベロッパ用のユーザ作成など、アプリケーションやシステムの開発・運用のためには欠かせない作業です。
サーバ側
ユーザ追加
$ useradd -m username $ passwd username
ランダムなパスワードを設定し、後で本人に設定し直してもらう
権限変更
$ cd /home/username $ mkdir .ssh $ chmod 700 .ssh $ touch .ssh/authorized_keys $ chmod 600 .ssh/authorized_keys
sudo権限付与
$ gpasswd -a username sudo
所有権の確認
$ ls -la /home/username/.ssh $ ls -la /home/username/.ssh/authorized_keys
所有者 username
、グループ group
であることを確認する。
所有者、グループが異なっていた場合は正しく設定し直す。
$ chown username:group .ssh $ chown username:group .ssh/authorized_keys
クライアント側
鍵の作成
$ cd ~ $ mkdir .ssh $ cd .ssh $ ssh-keygen -t rsa
configファイルの作成
~/.ssh/config
## 踏み台サーバ Host <<Domain>> User <<username>> Hostname <<IP Adress>> ## 接続先サーバ Host <<Domain>> User <<username>> Hostname <<IP Adress>> ProxyCommand ssh <<踏み台サーバのDomain>> nc %h %p
公開鍵の登録
$ vi ~/.ssh/authorized_keys
authorized_keys
に公開鍵をペーストする。
サーバ接続確認
$ ssh-add ~/.ssh/id_rsa $ ssh -A app1.production-jp.gu-mania.vpc